【TOD'S(トッズ)復活】エナメルブーツのひび割れ修復!革が裂ける前にプロが教える限界点
2026/02/20
こんにちは、革修理のプロショップ「レシッズ」です。
いつも当店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
また、今回ご紹介するのは、以前も当店をご利用いただいたリピーターのお客様からのご依頼です。
「一度直して感動したから、またお願いしたい」 そう言っていただけることは、職人冥利に尽きる最高の喜びです。
今回お預かりしたのは、世界中のファッショニスタに愛されるブランド、TOD'S(トッズ)のエナメルショートブーツ(黒)。
エレガントな光沢が魅力のエナメルですが、実はデリケートな素材でもあります。
今回のような「ひび割れ」に悩んでいる方は非常に多いため、詳しく解説していきます。
お預かりしたトッズの状態:エナメルの宿命「ひび割れ」
トッズの靴は、その履き心地の良さと上質な革使いが特徴です。
しかし、どれほど良い靴でも、歳月とともに避けて通れないのが「エナメルの劣化」です。
お預かりしたブーツを拝見すると、以下のような状態でした。
全体的な艶消え: エナメル特有の鏡面のような輝きが失われ、少し曇ったような印象。
履きシワ部分のひび割れ: 歩行時に足の甲が折れ曲がる部分のエナメル膜が、乾燥と疲労でピキピキと細かく割れていました。
エナメルは革の表面を樹脂(ポリウレタンなど)でコーティングした素材です。
この樹脂層は、時間の経過とともに柔軟性を失い、乾燥して固くなります。
そうなると、歩くたびに繰り返される「曲げ」の動作に耐えられなくなり、表面の膜がパキッと割れてしまうのです。
修理前のカウンセリング:職人が伝える「誠実な説明」
レシッズでは、お客様に過度な期待を持たせるような、調子のいいことだけを言う修理はいたしません。
今回のケースでも、修理に着手する前に大切なことをお伝えしました。
「エナメル膜の表面を修復して見た目を綺麗にすることは可能ですが、また同じ箇所が割れてくる可能性は高いです」
なぜなら、一度割れてしまった箇所は、樹脂の連続性が絶たれているため、どんなに高度なリペアを施しても、歩く際の激しい屈曲によって再発するリスクが常にあるからです。
お客様はこの点をご理解くださり、「それでもこのお気に入りを履き続けたい」とお預けくださいました。
この信頼に応えるのが、私たちの仕事です。
修復の分かれ道:「ひび割れ」と「裂け」の違い
ここで、エナメル靴をお持ちの皆様にぜひ知っておいていただきたいことがあります。
それは、「修復できる段階」と「修復不可になる段階」の境界線です。
〇修復可能(今回のケース): 表面のエナメル樹脂膜だけが割れている状態。下の「本革(ベース)」が生きていれば、膜を再形成して美しく整えることができます。
×修復不可(手遅れのケース): ひび割れが深く進行し、土台である革自体がパックリと裂けてしまった状態。革が裂けてしまうと、強度が保てず、見た目も元通りにすることが極めて困難になります。
今回は、ひび割れはありましたが、幸いにも革自体は無事でした。
「あと数ヶ月放置して履き続けていたら、手遅れになっていたかもしれない」という絶妙なタイミング。
まさに、早めにご相談いただいたことが功を奏しました。
職人の手仕事:エナメル特有の「ピカピカ」を再現する
修理工程では、まず表面の汚れを徹底的に落とした後、割れてしまった樹脂膜の段差を丁寧に整えます。
その後、黒色の膜を作りながら、特殊なエナメル専用の塗料を用いて透明感ある光沢を層のように重ねていきます。
エナメル修理で最も難しいのは、「ゴミひとつ許されない塗装工程」です。
鏡のような表面にするため、非常に神経を使う作業を繰り返し、トッズが本来持っていたあの気品ある輝きを蘇らせました。
修理が完了したブーツは、まるで新品の時のように光を反射するようになりました。
曇っていた黒色がパキッと引き締まり、足元に高級感が戻りました。
気になっていたひび割れ部分も、肉眼ではほとんど分からないレベルまで修復。
お客様にお返しした際、その輝きを見て「またこれで出かけられる」と喜んでいただけた姿が印象的でした。
最後に:エナメル靴を長持ちさせる「早めの決断」
もし、あなたの下駄箱に
「お気に入りだけど、最近艶がなくなったな」
「シワの部分が少し割れてきたな」
というエナメルの靴やバッグが眠っていたら、どうか早めに見せてください。
エナメルの劣化は、一度始まると止まりません。
・ベタつきが出てきた
・色が移ってしまった
・表面が曇ってきた
・細かいヒビが見える
これらはすべて、バッグや靴からの「助けて!」というサインです。
手遅れ(革の裂け)になってからでは、どれほどお金をかけても元に戻せなくなります。
レシッズでは、全国からLINEで写真を送っていただくだけで、無料見積もりを行っています。
YouTubeでも修理の様子を公開していますので、職人の手仕事をぜひ一度ご覧ください。
大切な一足を、思い出とともに未来へ繋ぐお手伝いをいたします。
いろいろな情報を、YouTubeにて配信しております。
動画なのでわかりやすいと思います!
是非、ご覧くださいね。
------
YouTubeチャンネル @レシッズ
チャンネル登録、宜しくお願い致します。
------
更にレシッズでは、こんなブランド家具(ソファやチェア)修理も得意です!
カッシーナ【Cassina】、ポルトローナフラウ【Poltrona Frau】、デセデ【de Sede】、ロルフベンツ【RolfBenz】、ミノッティ【Minotti】、エルポ【erpo】、エコーネス【EKORNES】、アルフレックス【arflex】、クアトロマリア―二【i4MARIANI】、ザノッタ【Zanotta】、シエスタ【SIESTA】、ナツッジイタリア【Natuzzi Italia】、B&Bイタリア【B&B Italia】、モビリア【mobilia】、ボーコンセプト【BoConcept】カリモク、マルニ、ドマーニ、ナツッジ【Natuzzi】などの、高級家具ブランドも対応可能なお店です。
ソファ修理や椅子張り替えになりますと、私たち職人が引き取りに行く事もございます。その際に、革の状態を見て、触り、どのような方法でソファ修理できるかを、お伝えいたします。
引き取り可能地域::::::愛知県内(名古屋市全域・豊川市・豊橋市・岡崎市・安城市・刈谷市・豊田市・碧南市・知立市・知多郡・新城市・田原市・日進市・大府市・尾張旭市・小牧市・犬山市・春日井市・常滑市・知多市・蒲郡市・みよし市・豊明市・瀬戸市・北名古屋市・岩倉市・あま市・東海市・南知多町・幸田町・阿久比町・東郷町・西尾市・長久手市・江南市・弥富市などなど)静岡県(浜松市・湖西市・磐田市・袋井市・掛川市・島田市・静岡市)や三重県(桑名市・いなべ市・四日市市・鈴鹿市・亀山市・津市・松坂市・伊賀市など)や岐阜県もお伺いした市町村となります。
関西(大阪府・京都府・奈良市・和歌山県)、関東(横浜市・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・栃木県)の方からもご相談いただいておりますが、遠方のお客様は下記配送会社を利用し、送っていただく流れとなりますので、ご了承くださいませ。
ヤマトホームコンビニエンス(2025年よりアートセッティングデリバリー株式会社と言うそうです)さんがやっている、らくらく家財宅急便をお勧めさせていただきます。
近隣のお客様でも、状況に応じ運送会社を利用させていただき、引き取り・納品なども対応しますので、お気軽にお声掛けください。
豊川店にお持ち込みいただく方法もOKです!
こちらは持ってくる前に、一度連絡いただけるとスムーズです。
何故なら、対応できる職人がソファ修理の引き取りで、不在の場合があるためご理解ください。
気になる革製品がありましたら、まずは無料相談としてLINEからご連絡ください。
お待ちしております!
----------------------------------------------------------------------
ブランドバッグ&家具修理のレシッズ
〒
442-0064
愛知県豊川市桜ケ丘町63-3
電話番号 :
0120-134-939
FAX番号 :
0533-56-8844
平日10~18時 土日休み
全てのエナメル修理修復ブログ記事はこちら
全ての靴修理修復ブログ記事
再び名古屋で使える状態にリペア
----------------------------------------------------------------------
「私の革製品も直せる?」と迷ったら、まずはLINEで無料診断! 写真を送るだけで、職人の陶山が直接、修理の可否と概算見積もりをお答えします。 「正規店で断られた」「他店で高額な見積もりだった」そんな品こそ、ぜひ一度見せてください。

























