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革の豆知識

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革の豆知識

あなたは、本当の「革」って知ってますか?
使っている商品の素材は何か知ってますか?
素材の特性を知り、取り扱い方法を学び、トラブル回避のお手伝い

革の種類と特徴

本革の種類と特徴

本革は動物の皮を使用して作られ、その中でも牛革、豚革、羊革などが一般的です。特に牛革は耐久性が高く、鞄や靴に多く使用されます。豚革は通気性が良く、手袋などに適しています。羊革は柔らかくしなやかで、衣類や手袋に使用されます。本革は使い込むほどに味わいが増し、独特の経年変化を楽しむことができます。しかし、定期的な手入れが必要であり、乾燥や直射日光を避けることが推奨されます。その革にあったお手入れ方法、取り扱い方法を知り、お使いください。それが分からない場合は、お気軽にレザーリペア&家具修理のレシッズまでご相談ください。

革製品ランキング

革製品に使用される代表的な上位10種類の革は以下の通りです。これらの革は、それぞれ特有の特性を持ち、用途に応じてさまざまな製品に使用されています。

1位 牛革(カウハイド)
特徴:最も一般的な革で、耐久性と強度が高い。
用途:靴、鞄、ベルト、家具など。

2位 豚革(ピッグスキン)
特徴:通気性が良く、比較的軽量。
用途:手袋、ジャケット、靴の裏地など。

3位 羊革(シープスキン)
特徴:非常に柔らかく、しなやか。
用途:衣類、手袋、インテリア製品など。

4位 山羊革(ゴートスキン)
特徴:軽量で耐久性があり、柔軟性も高い。
用途:手袋、ブーツ、鞄など。

5位 鹿革(ディアスキン)
特徴:非常に柔らかく、耐久性もある。
用途:手袋、ジャケット、モカシンなど。

6位 馬革(ホースハイド)
特徴:牛革よりも強靭で、耐久性が高い。
用途:ジャケット、靴、鞄など。

7位 クロコダイル革
特徴:独特の模様と高い耐久性を持つ高級革。
用途:高級鞄、財布、ベルトなど。

8位 ヘビ革(スネークスキン)
特徴:独特の模様と薄さが特徴。
用途:鞄、靴、財布などのアクセサリー。

9位 カンガルー革
特徴:非常に軽量で耐久性が高い。
用途:スポーツシューズ、バイクウェア、グローブなど。

10位 象革(エレファントレザー)
特徴:非常に丈夫で、独特の模様を持つ。
用途:高級鞄、財布、ベルトなど。

これらの革は、それぞれの特性に応じて最適な用途があります。また、革の加工方法や仕上げによっても、製品の質感や耐久性が異なるため、目的に応じた選択が重要です。

合成革の種類と特徴

合成革は人工的に作られた革で、ポリウレタン(PU)やポリ塩化ビニル(PVC)が主な材料です。ビニールレザーとも言います。見た目や手触りが本革に似ていますが、価格が安く、軽量であるため、多くの製品に使用されています。合成革は水や汚れに強く、メンテナンスが簡単です。アルコール消毒液で拭くことができる合皮もあります。また、動物愛護の観点からもブランド製品に選ばれることが増えています。ただし、長期間の使用で劣化しやすく、本革のような経年変化を楽しむことは難しいです。また、違いを見極める方法として、生地の裏側が見れれば一目瞭然です。合皮は布などが見えるのに対し、本革はスウェード素材のように毛足が見えます。全ての商品で、生地の裏側が見えることは無いですが、参考にしてみてください。

ヌメ革の種類と特徴

ヌメ革は植物タンニンで鞣された本革の一種で、化学薬品を使用しないため、環境に優しいのが特徴です。使い始めは硬めですが、使い込むことで柔らかくなり、美しいエイジング(経年変化)が楽しめます。色合いも変化(飴色)し、独特の風合いが出るため、長く使うほどに愛着が湧きます。ただし、水や汚れに弱いため、定期的な手入れが必要ですし、乾燥しやすい革となり、ひび割れてしまうと表面的な修復ができず、交換修理となってしまいます。ヌメ革が使われているルイ・ヴィトン製品をお持ちの方、乾燥が進む前にお声かけください。

クロム革の種類と特徴

クロム革はクロム鞣しという方法で加工された革で、柔らかく耐久性が高いのが特徴です。この鞣し方法は化学薬品を使用するため、短時間で大量生産が可能であり、価格も比較的安価です。クロム革は水や汚れに強く、色落ちもしにくいため、日常使いの製品に多く利用されます。ただし、環境への影響が懸念されることがあり、環境に配慮したクロム鞣し技術も開発されています。
注意:革の上にどんな加工がしてあるのか?で、取り扱い方も変わってきます。お持ちの製品が、どんな革なのか調べお使いください。

シュリンクレザーとは

革にはいろいろな加工方法がありますが、「シュリンクレザー」を簡単に説明すると、より自然にみえるよう加工されたシボ目のある革の事です。エルメス製品(ピコタンロック等)にも使われおり、見た目的にも高級感ある革です。合成皮革には真似できないシボの間隔が、より革らしさを演出しております。
ですが、動物の皮となるため個性もあります。シボの間隔が均等ではないため、バッグ修理等で部分交換する際は、違和感がでないようなところから裁断する必要がございます。違和感が少なくなるように、そのようなシボの間隔も合わせ、交換修理することができるのが、レシッズです。


革製品のお手入れ方法

革製品の日常手入れ方法

革製品の美しさを保つためには、日常の手入れが欠かせません。使用後は柔らかい布で軽く拭き、ホコリや汚れを取り除きます。定期的に専用のクリーナーで表面を優しく拭き、クリームやオイルで保湿します。また、湿気や直射日光を避け、風通しの良い場所で保管することが重要です。長期間使用しない場合でも、たまには風通しの良い所に出しながら保管してください。これらの手入れを怠らないことで、革製品の寿命を延ばすことができますが、革表面の加工方法の違いで、変わってきますのでご注意ください。
特にエナメルパテント加工がしてある商品は、使っていなくても変化(変色・黄ばみ・べたつき・曇り・ひび割れ・日焼け・色褪せなど)してしまいますので、ご注意ください。

革製品のメンテナンスのコツ

革製品のメンテナンスは、定期的なクリーニングと保湿が基本です。まず、柔らかいブラシや布で表面のホコリを取り除きます。その後、革専用のクリーナーを使用して汚れを落とします。クリーニング後は、革専用の保湿クリームやオイルを薄く塗り込み、柔らかさと光沢を保ちます。これらのメンテナンスを定期的に行うことで、革製品の美しさと耐久性を保つことができます。
注意点:クリーナーご使用時は、染み痕が残る可能性がございます。お持ちの革製品が、シミになりやすい革かを調べご使用ください。または、目立たない所で試し確認してからご使用ください。万が一染み痕が残ってしまったら、すぐにご相談ください。


革製品の保管方法について


革製品のクリーニングについて

:::注意:::
お持ちになっている革の素材により、取り扱い方法が異なります。どんな革でも同じようにクリーニングできる訳では無いので、ご注意ください。


革製品の保護剤と保湿剤の選び方

革の保護剤の選び方

革製品を長持ちさせるためには、適切な保護剤の選び方が重要です。保護剤は革の表面をコーティングし、汚れや水分の浸入を防ぎます。選ぶ際は、使用する革の種類に合ったものを選びましょう。例えば、スエードにはスエード専用のスプレータイプ、一般的な本革にはクリームタイプが適しています。使用前に、目立たない部分で試し塗りをして色落ちや変色がないか確認することも大切です。定期的に保護剤を塗ることで、革製品の美しさと耐久性を保つことができます。
ですが、塗り過ぎると革の表面に残り乾燥したり、革の中に入らず白ボケてきます。適量を維持しメンテナンスすることをお勧めいたします。
また、固形のクリームタイプになりますと、光沢は出ますが、表面に残ります。何度か塗り重ねると、革の上に残った膜がひび割れてきます。そのようになってしまうと、一度膜を取り除く作業が加算されるため、修復費用が高くなってしまいますので、塗り過ぎないように注意しましょう。

革の保湿剤の選び方

革製品の美しさを保つためには、定期的な保湿が欠かせません。保湿剤は革の柔軟性を維持し、ひび割れや乾燥を防ぎます。選ぶ際は、革の種類に適した保湿剤を選びましょう。例えば、レザー用クリームやミルクタイプの保湿剤があります。使用前には、目立たない部分で試し塗りをして、革の色合いや質感に影響がないか確認することが重要です。定期的な保湿により、革製品は柔らかさと艶を保ち、長く使用することができます。
こちらは、革修理プロ用オイルとしてレザーリペア&家具修理のレシッズでも販売しておりますので、お気軽にお声かけください。
もちろん、このホームページでしか販売はしておりません。

革のケア用品の使い方

革製品の寿命を延ばし、美しさを保つためには、適切なケア用品の使用が不可欠です。まず、革専用のクリーナーで表面の汚れを落とし、その後に保湿クリームを塗ります。保湿クリームは、乾燥を防ぎ、革の柔軟性を保ちます。次に、革専用の保護剤を使用し、汚れや水分から守ります。保護剤はスプレータイプやクリームタイプがあり、革の種類に合わせて選びましょう。これらのケア用品を定期的に使用することで、革製品の美しさと耐久性を保つことができます。レシッズでも「革修理プロ用 オイル」を販売しておりますので、お気軽にお声かけください。


エナメル製品のお手入れと保管方法

日々のお手入れ

エナメルバッグを使用したら、その都度ホコリや汚れを、できるだけ毛足の短い柔らかい布(着なくなったTシャツなど)で拭き取りましょう。肌触りの悪いような布は、表面にキズをつけてしまう事があるので、気をつけましょう。

雨の日の使用はおすすめしません

防水性はあるものの、湿気にはたいへん弱いため、できれば雨の日は使わない方がいいです。もし、濡らしてしまったら、柔らかい布で拭き取り、風通しの良い場所で陰干しし、よく乾かしましょう。急ぐからとヘアードライアーなどを使用し、急に温度を上げるのは厳禁です。

専用のクリーナー類で磨く

乾拭きだけでは汚れが取れなかった時や、週に1回ぐらいは、エナメル・パテントレザー専用のクリーナーやクリーム類でケアしましょう。ツヤや光沢がよみがえると共に、エナメル・パテント膜の保護やトラブル予防もしてくれます。クリーナーやクリームは、ネット通販でも手軽に入手できるので、ケア用品をそろえておく事をおすすめします。革用ではなく、必ずエナメル・パテントレザー用を使用してください。
こちらのメンテナンス用品も、お声かけいただければ最適な商品をご紹介させていただきます。

保管方法

乾拭き、専用クリーナー類でお手入れをし、高温多湿を避けて風通しのよい場所で保管しましょう。エナメルは色移りしやすいので、他のバッグや小物とはくっつかないように気をつけましょう。また、長期間使用せずに押入れなどに保管する場合は、通気性のよい不織布の袋に入れ、定期的に外気に触れさせてくださいね。ここがポイント!長期間保存するからと、防虫剤や除湿剤を使用すると、変色やシミの原因になるので注意してください。短い時間でもいいので、たまに使ってあげることも、ケアのひとつになります。


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