【エルメス修理】ボリードを劇的カラーチェンジ!ファスナー布地(テープ)を染めるリスクと色選びの注意点を豊川の職人が解説
2025/06/12
【過去の人気記事を、最新情報を交えて再編集・再投稿いたしました】
本日ご紹介する内容は、昨年(2025年)の6月に当リペアブログへアップした際、エルメス(HERMES)のオーナー様を中心に全国から大変多くのアクセスとご相談をいただいた「ボリードの色替えとリスク」に関する解説記事&YouTube動画です。
「愛用しているエルメス(HERMES)のボリード。形は大好きだけど、派手な赤色から、普段使いしやすい黒や上品な白色にカラーチェンジ(塗り替え)したい……」
「でも、バッグ全体の色を変えたとき、ファスナーの布地(テープ)の部分って一体どうなっちゃうの?」
エルメスのアイコンバッグである「ボリード」のカラーチェンジをご検討される際、多くのお客様からこのようなご質問をいただきます。
結論から申し上げますと、革の面だけでなく、ファスナーの布地部分も色替えすることは可能です。
しかし、革と布地は全く異なる素材であるため、何色から何色へ変えるかによって、特有のリスクや仕上がりの違いが存在します。
当工房「Le.sits株式会社(レシッズ)」では、良いことばかりを並べるのではなく、職人としてリスクも包み隠さずお伝えし、100%ご納得いただいた上で施工することを大切にしています。
今回は、過去に大きな反響をいただいた「ボリードの色替えとファスナー布地のリスクの裏舞台」を、動画と合わせて詳しくご紹介いたします。
💡 本文:色替えのプロが語る、ボリード色替え時の「色と素材」のリアル
エルメスのファスナーは
【動画説明】
00:00 Hermèsボリード修理事例 本編開始
01:32 黒色に替えたい場合は
01:48 実際に黒に色替えしたバッグが登場
02:36 ファスナー布地を染めた時のリスクを解説
03:41 バッグを赤から白色に替えたらを解説
04:50 まとめ
1. 一番人気!黒色(ブラック)へ色替えした際の実物とリスク
動画の中では、実際に元の色から「黒色」へと美しくカラーチェンジを施したボリードの現物が登場します。
バッグ全体が黒に染まることで、圧倒的な高級感と使いやすさが蘇りますが、ここで重要になるのがファスナー布地(テープ)の染め替えです。
布地は革と違って繊維であるため、染料をしっかりと染み込ませて黒くしていきます。
しかし、ファスナーは毎日金属のスライダー(金具)が激しく往復する場所です。
そのため、長年使用していく中での強い摩擦により、スライダーが当たる部分の染料が徐々に擦れ、元の布地の色がわずかに顔を出してくるリスクがあります。
当工房では最も定着性の高い技法を用いますが、構造上の摩耗が起きる点については、事前に職人から誠実にお伝えさせていただいております。
2. 難易度MAX!「赤色から白色(ホワイト)」へ色替えした場合はどうなる?
お客様から「例えば、パキッとした赤色のボリードを、真っ白なホワイトに色替えすることはできますか?」
というご相談をいただくこともあります。
革の面に関しては、下地を丁寧に整えて遮断塗装を行うことで、赤から白への劇的なチェンジは可能です。
しかし、ファスナーの布地に関しては話が変わります。
濃い赤色に染まっている繊維の上から、薄い白色の染料を染み込ませても、元の赤色がどうしても透けて出てきてしまい、綺麗な白には染まりません。
このように、「何色から何色へ変えるか」によって、ファスナー布地をそのまま染めるべきか、あるいはファスナー自体を全く新しい色(白など)のものへ丸ごと交換(全交換構造修理)するべきか、プロとしてのシビアな見極めが必要になります。
🤝 結び(誠実なセカンドオピニオンとLINE)
エルメスのボリードは、一生物の素晴らしい最高級バッグです。
だからこそ、修理やカラーチェンジをした後に「こんなはずじゃなかった……」とお客様に後悔してほしくありません。
メリットもデメリットも、そして素材ごとのリアルなリスクもすべて共有し、その上で最適なご提案をすることこそが、私たちレシッズのこだわりであり、全国のオーナー様から信頼をいただいている理由です。
実際のバッグを見せながらの詳しい解説や、カラーチェンジ後のボリードの質感は、ぜひ下記のYouTube動画でチェックしてみてください!
「私のボリードも、この色からあの色へ変えられる?」
「ファスナーはどうするのがベストか診てほしい」
という方は、まずはスマホでバッグ全体とファスナー部分の写真をパシャリと撮影し、下記の当工房公式LINEへお気軽にお送りください。職人が直接お写真を拝見し、誠実な診断とお見積もりをお答えいたします。
その他にも人気ブログがございますので、是非ご確認ください。
エルメス【Hermès】ガーデンパーティ色替え=カラーチェンジ特集
【エルメス修理】ピコタンの黒ずんだ持ち手・ベタつきは塗り直し不可?ハンドル交換と角擦れ補修で新品時の気品を大復活させた職人技
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