【シェーズロング修理】伸びたベルトを交換して、硬く張り直す|カッシーナ型のパイプ椅子
2026/10/23
パイプのフレームにベルトを張り込んだ、カッシーナ【Cassina】のシェーズロングと同じ形のリプロダクト品で、ベルトが伸びてしまった椅子の修理事例です。以前は3cm幅のベルトで、伸びるたびにご自分で縮めて縫いながら使っていらっしゃいました。今回は、同じ太さのゴムが用意できなかったため、ソファ用の5cm幅のウェービングベルトを縫製し、もとのフック金具に取り付けています。ベルトが伸びてダラっとしてしまった椅子を、硬く張り直したい方の参考になれば幸いです。
皆様、おはようございます。
ブランドバッグ&家具修理のレシッズ(Le.sits株式会社)の陶山です。
今回ご紹介するのは、カッシーナ【Cassina】のシェーズロングと同じ形の、パイプにベルトを張り込んだ椅子です。なお、こちらはリプロダクト品です。
座る位置を動かせるので、座るのはもちろん、寝転がることもできる椅子です。ベルトが伸びてダラっとしてしまったとのことで、ご相談をいただきました。
この記事でわかること
- シェーズロングのベルトが伸びる状態と、ご相談の目安
- 同じ太さのゴムが用意できないときの、直し方
- ベルトを張り込む作業が大変な理由
- ベルトの交換で、座り心地が変わる点
- ご依頼の流れ
ベルトが伸びて、ダラっとしてしまった椅子
今回のお客様は、とにかく硬く張ってほしいとのご希望でした。ハラコのクッションは、いまのままで問題ないとのことで、ベルトだけを交換しています。
もとのベルトは、3cm幅でした。伸びてきたため、お客様ご自身で縮めて縫いながら、使っていらっしゃったそうです。
今回の修理内容:5cm幅のウェービングベルトを縫製して取り付けました
同じ太さのゴムが、用意できませんでした
もとのベルトと同じ太さのゴムは、用意することができませんでした。そこで、ソファ用のウェービングベルト(5cm幅)を使って、ベルトを作り直しました。
既存のフック金具に、縫い合わせて取り付けました
フレームには、ベルトを引っかけるためのフック金具が、すべてそろっていました。そのため、新しく作ったベルトを、もとのフック金具に縫い合わせて取り付ける方法で、仕上げることができました。
フック金具が欠けていたり、傷んでいたりすると、この方法が使えない場合があります。
張り込みは、力のいる大変な作業です
ベルトは、パンパンに張る必要があります。次の流れで、作業しました。
- ベルトを手で引っ張って、取り付ける位置を合わせる
- 位置を合わせたまま、ベルトを縫う
- 縫ったベルトを、フレームのパイプに入れ込む
もともと弾力の強いベルトなので、パイプに入れ込む作業には、力がいります。今回は、2人で引っ張りながら、はめ込みました。
ベルトを交換すると、座り心地はどうなるか
交換前は、ベルトが伸びて、ダラっとした座り心地でした。交換後は、ベルトがしっかり張られたため、硬く、安定した座り心地になり、お客様にも喜んでいただけました。
ただし、もとのゴムとは、素材も幅も違います。もとの座り心地と、まったく同じになるわけではありません。硬さのご希望は、お打ち合わせしながら、決めていきます。
ご理解いただきたい点
- ベルトは、使っているうちに、また伸びてくることがあります。今回も、納品の際に、その点をお伝えしました。
- もとと同じ素材・同じ幅のベルトを、用意できるとは限りません。今回のように、別の素材や幅で作り直す場合があります。
- フック金具などの部品の状態によって、直し方が変わります。お写真で、フレームの状態を確認させてください。
- リプロダクト品か、ブランドの正規品かで、部品や構造が違うことがあります。状態を確認したうえで、ご提案します。
ご依頼の流れ
- お写真で、ご相談:椅子全体と、ベルトの状態、フック金具の部分のアップを、角度を変えて、複数枚お送りください。
- 状態を確認して、ご案内:修理できるかどうか、目安の納期や価格をお伝えします。
- お預かりして、修理:椅子をお預かりして、状態を確認したうえで、修理します。
引き取り・遠方のお客様について
椅子の修理は、愛知県内を中心に、職人がお引き取りと納品に伺うことがあります。静岡県、三重県、岐阜県も、伺った実績があります。引き取り・納品は、有料となります。
関西や関東など、遠方のお客様は、アートセッティングデリバリーを利用して、お送りいただく流れとなります。
よくあるご質問(FAQ)
Q. シェーズロングのベルトが伸びてしまいました。直せますか?
A. 状態を確認したうえで、ご提案します。今回は、ソファ用のウェービングベルトを縫製して、もとのフック金具に取り付けました。
Q. もとと同じゴムのベルトに、交換できますか?
A. 同じ太さのゴムを用意できない場合があります。今回も、5cm幅のウェービングベルトで、作り直しました。
Q. 交換した後、また伸びませんか?
A. 使っているうちに、伸びてくることがあります。納品の際にも、その点をお伝えしています。
Q. クッション(ハラコなど)は、そのままで大丈夫ですか?
A. クッションが問題なければ、そのままで、ベルトだけの交換も可能です。今回も、ハラコのクッションは、そのままにしています。
Q. リプロダクト品でも、修理できますか?
A. ご相談いただけます。今回の事例も、リプロダクト品です。状態を確認して、ご提案します。
Q. 修理の前に、費用の目安を知りたいです。
A. 状態によって変わるため、お写真を拝見してお伝えしています。公式LINEから、お気軽にお送りください。
ソファや椅子の修理の判断基準については、こちらの記事でもご紹介しています。
→ ソファの凹み、諦めないで!プロが教える修理のすべて
→ 【ブランド家具修理ガイド】カリモクからカッシーナ|一生モノを蘇らせる「リペアと張り替え」の判断基準【2026年最新版】
その他、家具修理のブログ記事もいろいろとアップされていますので、是非こちらもご確認ください。
[家具修理ページへ移動]
🏁 結び:無料LINE相談のご案内
【本記事のまとめ】
- シェーズロングのように、パイプにベルトを張り込んだ椅子も、ベルトを交換して、硬く張り直せます。
- 同じ太さのゴムが用意できない場合は、ソファ用のウェービングベルトを縫製して、もとのフック金具に取り付ける方法があります。
- ベルトは、パンパンに張る必要があり、位置合わせから、縫製、パイプへの入れ込みまで、力のいる作業です。
- ベルトは、また伸びることがあります。気になる椅子は、まずはお写真でご相談ください。
ベルトが伸びてダラっとした椅子、そのままにしていませんか?まずは、お写真を撮影して、状態をお送りください。
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① 写真をパシャリと撮る(椅子全体と、ベルト・フック金具の部分のアップ。角度を変えて、複数枚)
② 公式LINEへそのまま送る
③ 気になるところを1言入力する
④ 職人から直接、お見積もりが届く!
※しつこい営業は一切ありません。お名前なしでのご相談も大歓迎です!
※ソファ修理・椅子修理は、直し方が状態で全く異なるため、お写真が必須となります。
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料金の目安は、[ソファ・エナメル修理の料金表ページ]をご覧ください。
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