【ワシリーチェア修理】肘置きだけの部分張り替えでも「違和感ゼロ」に馴染む!名作椅子を蘇らせるプロの技術
2025/12/13
マルセル・ブロイヤーの名作・ワシリーチェアの革リペア
背もたれや座面の風合いを壊さず、傷んだパーツだけを新調する職人のこだわり
憧れのワシリーチェア、肘置きの革が伸びたり破れたりしていませんか?
「マルセル・ブロイヤーがデザインした、世界的な名作・ワシリーチェア(Wassily Chair)。」
「長年愛用していたら、腕を乗せる『肘置き(アームレスト)』の革だけがクタクタに伸びて、今にも破れそうになってしまった…」
「傷んだ肘置きだけを張り替えたいけれど、一部分だけ新しい革にしたら、背もたれや座面のアンティークな雰囲気と浮いてしまって、チグハグ(違和感だらけ)にならないか心配…」
こんにちは、愛知・名古屋・浜松を中心に高級ブランド家具や革製品の修理修復を手掛ける「レシッズ(Le.sits)」の陶山です。
スチールパイプの美しいフレームに、肉厚なレザーを組み合わせたモダンデザインの傑作、ワシリーチェア。
非常に人気の高い名作椅子ですが、座るときや立ち上がるときに全体重がかかる「肘置き(アームレスト)」の革は、数あるパーツの中でも特に強い負荷がかかり、伸びや引き裂き、ひび割れが最も起こりやすい場所でもあります。
家具の修理において、「全体を丸ごと張り替える」というのは簡単ですが、それでは高額な費用がかかるだけでなく、長年大切に育ててきた他のパーツの「美しい経年変化(エイジングの風合い)」まで全て消し去ることになってしまいます。
結論から申し上げますと、ワシリーチェアは「肘置きのパーツだけ」をピンポイントで張り替えることが可能です!
さらにレシッズなら、新しく張り替えた部分だけが浮き上がることなく、まるで最初からそうだったかのように、全体のアンティークな風合いと100%馴染ませる(違和感ゼロにする)ことができます。
今回は、実際のワシリーチェアの部分張り替え事例を元に、なぜ違和感なく仕上がるのか、プロのこだわりと独自の修復プロセスを詳しく解説します。
1. なぜ一部分だけなのに浮かない?「違和感ゼロ」を叶えるプロの調色・エイジング技術
多くの家具修理店が「一部分だけのパーツ交換」を嫌がる理由は、「新しい革と、古い革の見た目が違いすぎてチグハグになってしまうから」です。
新しく用意したまっさらな革をそのまま取り付けてしまうと、そこだけがピカピカと浮き上がってしまい、名作家具が持つ独特のヴィンテージ感やオーラが台無しになってしまいます。
レシッズが部分張り替えで「違和感ゼロ」を実現できるのは、以下の2つの徹底的なこだわりがあるからです。
① 元のパーツの「厚みと質感」に合わせた強固な牛ヌメ革を厳選
ワシリーチェアの革は、体をハンモックのように支えるため、非常に肉厚で伸びにくい特殊な厚い本革(ヌメ革など)が使われています。
当店では、名作家具の強度をしっかりと担保できるよう、同等以上のタフさを持った最高品質の革を厳選し、ミリ単位で正確にパーツを裁断・縫製します。
② 現物と完全に同化させる「職人の手による調色・エイジング塗装」
ここが最も重要な職人技です。新調した肘置きの革に対して、残された背もたれや座面の革が持つ「現在の色」「艶」「長年の使用で刻まれた深み(経年変化のトーン)」を完璧に再現し、手作業で100%同じ色合いに染め上げます(膜再生リペア)。
ただ色を塗るのではなく、長年使い込まれたような絶妙なグラデーションやくすみ感をイメージして塗装を施すため、組み上げたときに「どこを張り替えたのかプロでも見分けがつかない」レベルで周囲と完全に調和します。
2. 【Before/After】破れかけたアームレストが、強固な耐久性と気品を取り戻す!
修復が完了したワシリーチェアは、あのクタクタに伸びて今にも引き裂かれそうだった肘置きの面影は一切なく、フレームと連動してピンと美しく張った、新品時のシャキッとした佇まいを取り戻しました!
そして、背もたれや座面と色を比較しても、どちらが新しく張り替えた革なのか全く分からないほど、美しい漆黒(またはブラウンなど)のオーラが見事に一本に繋がっています。
お客様からも「全体の歴史や風合いを壊さずに、壊れたところだけを完璧に直してもらえるなんて…!丸ごと張り替える費用の何分の一かで済みましたし、本当に大満足です!」と、家具を心から愛するオーナー様ならではの、非常に深い感動のメッセージをいただきました。
3. まとめ:名作椅子の命は、引き裂かれて手遅れになる前の「早期治療」
カッシーナやエコーネス、そして今回のワシリーチェアのような一生物のデザイナーズ家具は、お直しのタイミングがその後の寿命を大きく左右します。
家具や本革も人間と同じで、年(年数)を取りすぎて劣化や引き裂きが完全に限界を突破し、スチールフレームに干渉して傷をつけてしまったりすると、若返らせる(綺麗に修復する)ための難易度が跳ね上がり、最悪の場合は部分修理ができなくなってしまいます。
「肘置きの革が少し下に垂れ下がってきたな」
「縫い目の周りに小さなピキッとしたひび割れが見えるな」
という、まだ革が元気なうちに適切なメンテナンス・部分補強を施してあげることが、一番修理費用を安く抑え、名作家具を次の世代へと受け継いでいく最大の秘訣です。
愛知・名古屋・浜松周辺のお客様による店舗への直接お持ち込みはもちろん、全国からの郵送・配送リペアも大歓迎です。
あなたの大切なワシリーチェアが今どんな状態か、まずは当店の公式LINEへお写真をお送りください。
職人である私が直接状態を確認し、最も美しく長持ちする最適な部分リペアプランをご提案させていただきます!
▼ ワシリーチェアの肘置きを部分張り替えし、全体と100%馴染ませるプロの調色とエイジングの裏側を動画で見たい方はこちら!
いろいろな情報を、YouTubeにて配信しております。
バッグ修理やソファ修理が多いですが、たまに「革革屋」も紹介いたします。
どれも動画なのでわかりやすいと思います!
是非、ご覧くださいね。
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