バッグ持ち手修理!芯材再利用し薄革を接着剤で交換
2024/07/25
ボッテガヴェネタのハンドバッグで、持ち手ハンドルが黒ずみ気になるということで、リピーターの方よりご相談をいただきました。
手で持つ部分であるので、最も革の中に不必要な脂分が入ってしまいます。
脱脂し色を整えるイメージで修復を提案するも、革が薄すぎて修復できず、交換させていただいた事例となります。
非常に変わったタイプの持ち手で、持ち手を見た頂くと分かりますが、つなぎ目となる線が見えると思います。この中で、薄く漉いた革を接着している構造でした。
バッグ本体から縫製を解き、取り外し、同じように薄く漉いた革で交換しました。
もちろん、本体の色に合わせ加工してあります。
芯材を再利用するために、温めながら接着剤を剥がし、新たに作った革で交換していくのですが、どんな接着剤でも良い! っというわけにはいきません。
当然、持ち手の内側の方が短くなるため、シワができます。
極力そのシワがでないように、水性のボンドで接着していきました。
※ボンド=革用サイビノール
シワも少なく、持ち手を交換修理できました!
いかがでしょうか?
今回のケースは、修復にとりかかってみないと判別できませんでした。
商品到着時にお見積り金額は提示させていただきますが、このようなイレギュラーもあるのが革修理です。
同じブランド、同じ形、同じ色 でも
修復方法が異なるのが、レザーリペアです。
長年の経験を生かし、考えられる注意点と共にお伝えし、作業に入りますが
どうか、ご理解いただけると助かります。
レザーリペア&家具修理のレシッズでは、今回のような持ち手ハンドル交換修理などの、縫製修理も得意としております。
その中で最も多いのが、ファスナー交換修理です。
こちらは、どのように縫製してあるのか???で、交換費用が異なってきます。
また、変わった色のテープ(布地)が使ってありますと、YKKさんから取り寄せます。そのため、お預かり期間が大幅にかかってしまいますので、ご理解ください。
革面の修理修復・染め直しだけでは無く、縫製修理も対応しますので、気になる革製品をお持ちの方
是非、お早めにご相談ください!
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