シャネル(CHANEL)エナメルバッグの白ボケ・ひび割れを独自の膜再生リペアで修復
2025/09/07
※この記事は2025年9月に投稿されたものですが、最新の情報を加えてリライトいたしました。
1. 今回ご紹介する修理品について
ブランド革製品のエナメル修理・革修復を専門に承っているレシッズです。
今回は、世界中の女性が憧れる最高峰ブランド・シャネル(CHANEL)のエナメル製バニティバッグの修復事例をご紹介します。
エナメル素材は、艶やかで圧倒的な輝きを放つ反面、年数が経つと表面が白く曇る「白ボケ」や、乾燥による「ひび割れ」といったトラブルが非常に起きやすい繊細な素材でもあります。
2. お預かりした時の状態と職人が見抜いた原因
お預かりしたシャネルのバッグは、全体、特に底面やマークの周囲に激しい白ボケ(曇り)が発生し、本来の黒い輝きが失われていました。
さらに、中に物を入れずに長年保管されていたため、重力によってくしゃっと型崩れした部分のエナメル膜が、経年劣化によってパリパリと縦にひび割れてしまっている状態でした。
こうしたひび割れは、エナメル膜が時間の経過とともに縮んでしまうことが原因で起こりますが、「もう使えない」と諦めてクローゼットに眠らせてしまうオーナー様が本当に多いです。
3. レシッズがこだわる「分割塗装」と「膜再生」のメリット
今回のシャネルのバッグは、持ち手を引っ張るとフックがループに引っかかってフラットになるという非常に複雑な構造をしていました。
このようなエナメルが何層にも重なる部分を一度に一気に塗装してしまうと、パーツ同士がくっついたり、デコボコとした不自然な段差が残ってしまいます。
そこでレシッズでは、まず持ち手だけを先にエナメル加工し、次にそれを伸ばして本体を塗装するという風に、手間を惜しまず何度も工程を分けて仕上げる独自の「分割塗装」を行いました。
また、パリパリに裂けたひび割れに対しては、一度劣化した古いエナメル膜を熟練の技で丁寧に除去し、その上から新たな樹脂の膜を作り直す「膜再生リペア」によって、違和感のない滑らかな表面へと修復しました。
4. 職人の精密リペアによる仕上がりとお客様の声
修理完了後、底面や全体を覆っていた頑固な白ボケは完全に解消され、シャネル特有の吸い込まれるような美しい黒い光沢が100%復活しました。
型崩れから起きていた深いひび割れもほとんど分からない状態になり、複雑な持ち手の重なり部分も、段差なく驚くほどスムーズで綺麗に動くようお直ししています。
納品後、オーナー様からも公式LINEにて「とても綺麗に仕上げていただき、驚しました!」と感動のメッセージをいただくことができました。
革製品やエナメルは人間と同じで、年をとると若返らせるのが本当に難しくなります。もう使えないと自分で判断してしまう前に、ぜひ若いうちに適切な手を加え、大切な宝物を次の世代へと受け継いでいってください。
いろいろな情報を、YouTubeにて配信しております。
動画なのでわかりやすいと思います!
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