ゴヤール(GOYARD)サンルイの持ち手修理|溶けて服につくコバ(縁)のベタつき解消と黄色コバ再構築
2026/07/31
ゴヤール(GOYARD)サンルイ持ち手コバ面修理修復
ベタつきを感じたら、早めの修理をお勧めします!
軽量で収納力が高く、世代を超えて愛されているゴヤール(GOYARD)の象徴的トートバッグ「サンルイ(Saint Louis)」。
日常使いにぴったりの素晴らしいバッグですが、長年ご愛用されているオーナー様から非常に多くご相談いただくのが、「持ち手の縁(コバ)のトラブル」です。
皆様、おはようございます!
ブランドバッグ&家具修理のレシッズ(Le.sits株式会社) 陶山です。
今回は、静岡県静岡市にお住まいのお客様よりLINEにてご相談いただいた、イエロー(黄色)のサンルイの持ち手コバ修復事例をご紹介いたします。
「持ち手のコバが溶けて、お気に入りの服についてしまう…」
一度溶けだすと、直さない限り戻ることは無い!!
今回のお客様からのお悩みは、「持ち手のコバ(バニッシュ)が溶けてベタベタし、着用している服に塗料がついて困っている」という切実なものでした。
実は、ゴヤールをはじめとする欧州高級ブランドのコバ塗料は、日本の「夏の高温多湿」や手の脂・汗、保管時の湿気などの影響を受けると、加水分解を起こして柔らかく溶け出してしまうことがあります。
1,持ち手を握ると手に黒ずみや塗料がつく
2,肩掛けした際、お気に入りの洋服にコバの塗料が色移りしてしまう
3,持ち手同士がくっついて離れなくなる
特に「大事な服を汚してしまうかもしれない」という不安は、バッグを使うこと自体を躊躇させてしまう大きな原因になります。
今回の施工ポイント:難易度の高い「黄色(イエロー)コバ」の再現
持ち手のコバ面だけを修復するため、色はドンピシャに!
黒や茶色のコバ補修と比べ、今回のような鮮やかな黄色(イエロー)のコバ修復は、職人の調色技術が強く問われる難易度の高い作業です。
単に固めるだけでは元のゴヤール特有の美しい発色やツヤ感が失われてしまいますし、色が濃すぎても薄すぎても持ち手だけ浮いてしまいます。
ここでのポイント!は
どこの色を参考に色を作るか?
最も重要な点となります。
当工房では以下のステップで丁寧に再構築いたしました。
①溶けた古いコバ樹脂の完全除去
ベタつきの原因となっている劣化した古いコバ塗料を、革本体を傷つけないようキレイに平らなヘラで削り落として除去します。
②下地処理と補強
革の断面を平滑に整え、新しいコバ樹脂がしっかり密着するよう下地を形成します。ここも重要なポイントです!ここがしっかりできないと、コバ剤が剥がれてきてしまいます!
③絶妙なイエローの調色と塗布・乾燥の繰り返し
サンルイ本体のイエローレザーに馴染むよう、数種類の塗料をブレンドして塗布。何度も乾燥と研磨を繰り返し、厚みのある滑らかな断面へと形作っていきます。
④定着や柔軟性の最終試験
仕上げに、日本の気候でも再発しにくい耐候性の高い仕上げ材でコーティング。手に持っても服に触れてもベタつかないなどをチェックするとともに、
・ひび割れてこないか?
・剥がれてこないか?
・軽く曲げても割れずに柔軟剤はあるか?
をチェックし、完成となります。
■ 施工後の仕上がり(ビフォーアフター)
写真を拡大し隅々までご確認ください。
いかがでしょうか!
ドロドロと溶け出し黒ずんでおりました持ち手のコバ面が、発色の良い鮮やかなイエローのラインとして美しく蘇りました。
触り心地もサラリとしており、これで洋服への色移りを気にすることなく、再び快適に肩掛けしてお出かけしていただけます。
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ゴヤールの持ち手・コバのトラブルは仕舞い込む前にご相談を
ベタつきを感じた時が相談のタイミングです!
ゴヤールのサンルイは、持ち手全体の交換をしなくても、「溶けたコバ面の削り落とし&塗り直し(再構築)」を行うことで、費用を抑えつつ美しい状態へ戻すことが可能です。
「持ち手のフチがベタベタして触れない」
「服に色がついてしまって使えない」
「本体と同色の限定カラー(黄色・赤・青など)だけど直せる?」
とお悩みのオーナー様は、手遅れになって大切な洋服を汚してしまう前に、ぜひ一度レザーリペア専門店「レシッズ」へご相談ください。
お持ちのゴヤールのお写真をLINEでお送りいただければ、状態に応じた最適な施工方法と概算お見積もりを無料でお伝えいたします!
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